本とコード。

本のまとめ・プログラミング関係(主にC#・Swift)の話

集中できる時間を活用して効率2倍![神・時間術 まとめ]

脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術

樺沢 紫苑 著

どんな本か

集中力の高い時間に仕事をして効率上げよう。 集中力が下がる時間は、テクニックを使ってなるだけ有意義に使おうという本です。

目次

  • 序章 最高の人生を手に入れる「神・時間術」4つの原則
  • 第1章 脳の機能を最大に生かす集中力の高め方
  • 第2章 朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術
  • 第3章 昼の時間を最大に生かす午後のリセット術
  • 第4章 夜の時間を最大に生かす運動&睡眠リセット術
  • 第5章 仕事の時間を最大に生かす時間創出仕事術
  • 第6章 自由時間を最大に生かす自己投資&リフレッシュ術

要点

  • 集中力を高めるのはムリ!集中力が最高点近くにいる時間に大事な仕事をする
  • 最高のパフォーマンスが出る午前を無駄にしないために気をつけるべきこと
  • 集中力が落ちやすい午後とうまく付き合う工夫

集中力を高めるのはムリ!集中力が自然に高まる午前と終業間際を大切に

私たち普通の人よりも圧倒的集中力を持っているスポーツ選手ですら、集中力を完璧にコントロールできない。 だから、私たち「凡人」に集中力をコントールすることはムリだと筆者は主張します。

(そりゃそうだ。。。)

誰でも集中力を高めて効率的に働く方法は、「集中できる時間に大事な仕事をする」こと。

脳科学的に最高のパフォーマンスを発揮できる時間帯に、それに合った仕事をすることで、仕事の効率を2倍以上に高めることが可能

らしい。

集中できる時間として挙げられていたのは次の通り。

  • 起床後2~3時間(あるいは午前の2時間)
  • 休憩直後
  • 終業間際
  • 締め切りの前日

中でも 起床後2~3時間 が、最もパフォーマンスが出るらしい。

最高の午前を無駄にしないために気をつけるべきこと

ざっくり言うと、「雑念で頭の中をぐちゃぐちゃにしない工夫をする」こと。 具体的には、以下の2点が挙げられます。

  • 起床後にテレビなどを観ない
  • タスクに取り掛かる前に1日の計画を立てる

テレビなどを観て沢山の情報を入れたり、計画を立てずに仕事を始め、タスクが終わる度に「次、何しようかな〜」と考えることは、頭をぐちゃぐちゃにして、集中力・注意力を奪います。

集中力が落ちやすい午後とうまく付き合う

集中力が落ちやすいけど、無駄にしたくない午後。 使えそうな技が3つ紹介されてました。

  • 仮眠
  • 場所替え
  • 退社時間を決める

よく大事だと言われる「仮眠」。20~30分間が最適。横になるのが最も望ましいが、椅子に座り机に頭を伏せる形でも問題ないとのこと。 NASAの研究では、仮眠で仕事効率34%、注意力54%アップしたという結果が出ているようです。

また、「場所替え」によって、見える景色が変わることで「場所ニューロン」が活性化し、脳がリフレッシュ・集中力が高まるらしい。

そして特に大事なのが、退社時間を決めること。締め切りが近づくと、人の集中力は高まるらしい。 ですので、退社時間を固定して、自分を追い込んで集中力を高めるのが良さそうです。

One more!プラクティス

(本に書いてないオリジナルプラクティス)

  • 始業2時間前に仕事をスタート

始業時間を締め切りにして、タスクに取り組みます。 「午前中の集中力」×「締め切り効果」で、集中力爆上げな感じです。

よく言われる「本当にやりたいこと」・「学びたいこと」に始業前の時間を使うのも良いですね。

  • 本当に大事な通知以外全オフ

通知に集中力をリセットさせられたり、注意力を奪われないように。

  • 定時後すぐにカフェに行く

場所替え効果を狙って、オフィスからさっさと帰る。結構リラックスして、また集中できます。

お腹が減るので、おにぎりとかを食べるか、一旦帰宅してご飯を食べてからまた出かけるのがオススメ。

あとがき

紹介したこと以外にも、集中するための工夫が広く紹介されています。 なんとも怪しい(笑)タイトルですが、山のように転がっている集中力系の本のエッセンスを凝縮している感じです。

肉汁たっぷりな小籠包のような一冊をぜひ手に取ってみてください。